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− SAMPLE VOICE −
−STORY−
元気な子供。
それが真人の、明希に対する第一印象だった。
彼女の天真爛漫なパワーに振り回された一年目の夏。
次の年、肉体的には大きく成長した明希も、
その内面は一年前と変わることはなかった。
だから、真人はずっとそうであると思っていた。
明希は、今のままの明希であり続けると。
しかし、彼女の中で小さな変化は始まっていた。
初めて真人という存在に触れたときから。
異性を意識すること。
そして、恋をすることで……。
明希に訪れる緩やかな変化。
しかし、会えない一年の歳月は、
『現実の明希』と『真人のイメージする明希』との間に確実な距離を作り出す。
そして、3度目の夏。
再開を果たした二人は、互いの心の中にギャップを抱えたまま、
さらに距離を縮めていく……。
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