プリンセスワルツは、必ず【裁定者】の立会い
の元で行われます。
【裁定者】の立ち会わない決闘はただの戦闘
であり、【プリンセスワルツ】にはなり得ない
のです。
【裁定者】は、【プリンセスワルツ憲章】(プリン セスワルツのルールブックのようなもの)を
手に、姫君たちの決闘の司会役を務めます。
【プリンセスワルツ】における【裁定者】の発言
は絶対で、それゆえに彼らは、ときに【『リト
ルアブソリュート(小さな絶対者)』】とも呼ば
れます。
今回の【裁定者】は、『ピジョン(白)』と『クロウ(黒)』の二人組。
彼らの指揮の元、姫君たちは王子を巡り華麗なワルツを踊るのです。