「ミス獅子ヶ崎コンテスト！
　優勝記念賞品はっぴょー！」

「どんどんひゅーひゅー、ぱふぱふー！」

「先日行われ、二名同時優勝という
　劇的な結果に終わったミス獅子ヶ崎コンテスト！
　その優勝者を題材に作られた特別グッズを
　本日この場で発表しちゃいまーす！！」

「まずは、優勝者のお二人に登場願いましょう！
　蓮見一乃さんと十倉手鞠さんでーす！」

「いやいや、ご声援ありがとう！
　くるしゅうない、くるしゅうないぞ」

「どうもです」

「おめでとうございます会長、てまりん」

「いーなー。
　てまりんと会長だけ、
　うらやましいなー」

「正々堂々戦った結果ですから仕方ないですよ。
　まあ、ちょっとだけ悔しくないこともありませんけど」

「でも、良い戦いだったっスよね。
　流石っス」

「うふふ、ありがと。
　では、優勝者を代表して、
　生徒会長のスピーチでも……」

「そして、それに続いて私の長い話でも……」

「あ、時間が押してるのでそれは結構です」

「えー！」

「では、いよいよ賞品の発表です！
　さあ皆さん、下のバナーをクリック！！」

「うっひょー！
　エロエロだエロエロだ！」

「てまー……」

「ちょ、ちょっと！
　なによコレは！」

「ご覧の通り、優勝賞品デース！」

「良かったですね会長。
　こんな良い物をつくって貰えるなんて」

「た、確かに出来は良いけど……、
　こ、これはちょっとエロエロすぎでしょ！」

「そ、そうですよ！
　不健全です！」

「と言いつつも、
　自分じゃなくてちょっと安心してる様子が
　にじみ出てるッスね」

「ぬがあああああああああああああああああ！！！
　許さん！！　ゆるさんぞぉぉぉぉぉぉ！！」

「わ、鷹子先輩！」

「この私の目の黒いうちは
　手鞠の柔肌を世間の目に触れさせるなど
　ぜったいにゆるさーーーーーん！！！！！」

「た、鷹子先輩おちつくっス！
　殿中でござる！　殿中でゴザルー！」

「ええい離せ！
　こうなったら私が買う！
　すべて買い占めてやるー！！」

「というわけで。
　鷹ぴょんが買い占める前に、
　頑張ってゲットしてくださいね！」

「ぎゃあああああああああ！！！」

「おおお！
　 鷹子先輩が火を噴いた！」

「消火班！　消化班いそいで！！」

「防衛システム起動！
　対鷹子用ミサイルの準備を！」

「……な、なんだか収集つかなくなっちゃってるね」

「えー、というわけで、
　混乱の会場からお送りいたしました。
　優勝賞品の詳細は下のページを確認してくださいね。
　それでは、皆さんよろしくお願いします」