そのパートナーとして、専用のソリで夜空を飛び回る、
トナカイと呼ばれる者たちがいた。
とあるイブの夜。
サンタと出会った少年は、サンタと共に星空を駆ける、
トナカイの姿に強い憧れを抱く。
やがて月日は流れ――
かつての少年、中井冬馬は一人前のトナカイへと成長を遂げ、
新米サンタ、星名ななみとペアを組むことになるが、
肝心のパートナーは全天候型の能天気で、どうやら前途多難なご様子。
期待とちょっぴりの不安を胸に、2人が向う先は、
不思議なことが起こると伝えられる、ツリーが眠る町――しろくま町。
そこで待つのは、あたたかい出会い。
そこで届けるのは、あたたかい想い。
そこで起こるのは、あたたかい奇跡。
Driving for fairy tale.
それは、幸せを巡る物語。